インドネシアニュース 明和産業がバイオマス事業に参画ーSBI社へ出資、燃料供給を強化

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明和産業が出資するサントモ・バイオマス・インドネシア(SBI)運営の木質ペレット製造工場=SBI提供

 明和産業(東京都千代田区)は18日、インドネシアでバイオマス燃料を開発・生産・販売するサントモ・バイオマス・インドネシア(SBI)への出資を決め、契約を締結したと発表した。同社が掲げる中期経営計画「PI2028」で進める事業構成の転換に向けた第1号案件と位置づけ、将来の収益源となる事業の育成を進める。出資額や持ち分比率は明らかにしていない。

 出資により、SBIの原材料調達網と製造機能に明和産業グループの販売・貿易機能を組み合わせる。現地法人のメイワ・トレーディング・インドネシアがインドネシア国内の配送・販売を担い、明和産業が日本を中心とする海外向け輸出を進める。既に扱うPKS(パームヤシ殻)や木質ペレットに加え、新たにもみ殻ペレットの製造・販売を立ち上げ、取扱量の拡大を狙う。

 明和産業は、インドネシア国内で発生するヤシ殻やもみ殻などの未利用資源を燃料として再生させ、石炭や重油といった既存の化石燃料からの代替需要を取り込む考えだ。天災や市況変動を見据え、複数のバイオマス資源を組み合わせることで、特定の資源が調達困難になった場合の供給リスクを分散し、中東情勢の緊迫化などで化石燃料の供給不安が強まる中、確保できるエネルギー源を増強する必要があると説明している。

 明和産業は今回の動きを段階的な事業参画の第1段階に設定し、事業の進み具合を見ながら対象分野の拡大や資本関係の深化を視野に入れている。原料調達から製造、現地販売、海外輸出までを一気通貫でつなぐ多層的な供給体制を整え、中長期的な収益基盤の構築を目指す方針だ。