インドネシアニュース インドネシアで日本向け運転手を育成—アイデム、州営バスなどと連携

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TMSと調印したアイデムの栗原健治取締役部長(右)=同社提供

 人材サービスのアイデム(東京都新宿区)は、インドネシアで日本向けのドライバーを育成し、特定技能制度を通じて日本企業へ送り出す取り組みを本格化する。現地の送り出し機関「TMSインドネシア・プルカサ」を軸に、日野自動車の現地販売会社やジャカルタ特別州の州営バス「トランスジャカルタ」と連携。現地での運転・日本語教育から日本国内での就職、定着支援までを一体化したモデルを構築する。

 同社は9月上旬、TMSや日野側と特定技能「自動車運送業」に関する覚書を締結した。日野側が専門的な運転技術や安全教育を提供し、TMSが日本語教育と送り出し業務を担当。アイデムは日本国内の運送会社とのマッチングや入国後の生活を支援する。

 さらに、バス運転手の育成でもトランスジャカルタを加えた3者間で提携し、トランスジャカルタが運営するアカデミーを活用して、日本の大型二種免許取得などを見据えた事前教育を行う。

 提携の背景には日本の運送業界における深刻な運転手不足があり、日本バス協会の試算では、2030年にバス運転手が3万6000人不足する見通しだ。

 インドネシアは日本と同じ左側通行・右ハンドルが基本のため、現地での教育とトレーニングを行うことで、来日後スムーズに就労につなげやすいというメリットがある。

 アイデムは現地での育成段階から関わることで、日本での円滑な就労と、安定したキャリア形成を支える体制づくりを目指す。