文化・くらし・コミュニティー 身近な「おと」 俳句と絵にーJAL財団 ジャカルタで世界こどもハイク表彰式

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市場に行き交う声や音を、やわらかな色調で描いたジョセフ・ベルナンド・プラヨゴさん(15)の作品

 公益財団法人JAL財団が主催する「第19回世界こどもハイクコンテスト」(2025~26年)のインドネシア大会表彰式が22日、ジャカルタの国際交流基金ジャカルタ日本文化センターで開かれた。

 今回のテーマは「おと」。身近な暮らしや自然の音を子どもたちが俳句と絵を組み合わせて表現し、応募作品の中から大賞4作品、入賞10作品が選ばれた。

身近な音を俳句と絵で表現した受賞者ら=写真は全てジャカルタ日報撮影

 大賞を受賞したのは、西ジャワ州バンドン在住のカラサエ・タナカ・ウィナルスワチェシャさん(5)。祖母の家の裏手から聞こえる虫や自然の音を「おばあちゃんの家の裏から/聞こえる夏の歌/チリチリ、ブーン、カチカチ……とてもにぎやか」と多彩な「音」を用いて表現し、夏のにぎわいを映し出した。大賞を受賞した3人が会場に集まり、1人はオンラインで出席した。

 入賞したジャカルタ在住のジョセフ・ベルナンド・プラヨゴさん(15)は、市場で聞こえる活発な人々のやり取りに注目。「にぎやかな市場/会話が宙を漂っている/騒々しく 活気に満ちている」と切り取った。

日本航空ジャカルタ支店の安藤正人支店長から賞状と記念品を受け取るジョセフさん(右)

 ジョセフさんは22年の第17回大会で落選したが、参加年齢上限となる15歳で最後の挑戦を実らせ、「これまでの経験が今の表現を形づくった。今回の受賞はとても特別」と入賞の喜びを語った。

 表彰式には同文化センターの稲見和己所長、JAL財団の長谷川寛事務局長、日本航空ジャカルタ支店の安藤正人支店長、在インドネシア日本大使館の押野智行参事官らが出席した。

 JAL財団による世界こどもハイクコンテストは、15歳以下を対象に日本文化への理解と国際交流を目的として2年に1度開催されるもので、これまでに世界中から76万を超える作品が寄せられている。