インドネシアニュース 日本と海洋防衛の実務協力を確認

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 シャフリ国防相は17日、日本で小泉進次郎防衛相と会談し、防衛関係強化に向けた協力機会について協議した。両氏は海洋防衛を主要議題に据え、双方の優先課題に沿った相互利益型の協力を追求することで一致した。

小泉防衛相と会談したシャフリ国防相=国防省のサイトより

 インドネシア国防省は、今回の会談は日本との防衛関係の強化を目的としたものとして、詳細を明らかにしていない。ただ、共同事業はインドネシアにも利益をもたらす見通しだと説明しており、単なる表敬訪問ではなく実務協議の性格が強いとみられる。

編集部コメント

 両国の防衛協力は近年、急速に具体化している。2025年1月には当時の防衛当局間で、艦艇の共同開発や技術移転を巡る交渉継続、および海上安全保障に関する実務者協議の枠組み創設で合意。さらに同年11月の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)では、大型巡視船の供与や政府安全保障能力強化支援(OSA)を活用した高速警備艇の提供についても議論が交わされた。

 今回の会談の本質は両国の防衛協力が理念の共有から「実務協調」の段階へ完全に移行したことにある。「自由で開かれたインド太平洋」の維持や東南アジア地域の安全保障環境の安定化に向け、協力の実効性をいかに高めるかが今後の焦点となる。