インドネシアニュース ギブラン氏、カルティニの日に現場重視を強調

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 ギブラン副大統領は21日、女性解放の先駆者カルティニを記念する「カルティニの日」に合わせ、南西パプア州ソロン市のスーパーマーケットを視察した。ギブラン氏は地元の高齢女性ら生活困窮層の女性100人に対し、1人当たり50万ルピア相当の食料・日用品を贈る支援活動を行った。 

スーパーを訪れたギブラン氏(前列右から3人目)=アンタラ通信

 同氏は現地に到着後、直ちに商業施設へ向かった。現場では多くの住民が副大統領を一目見ようと詰めかけ、歓迎ムードに包まれた。ギブラン氏は一人ひとりと親しく言葉を交わしながら買い物を支援し、記念撮影に応じるなど、中央政府が地域社会の抱える困難に直接耳を傾ける「現場重視」の姿勢を印象づけた。

編集部コメント

 「カルティニの日」という女性解放の記念日に南西パプアの先住民女性、とりわけ社会的弱者へ光を当てた支援は、中央政府が福祉と地域包摂を可視化する政治的・社会的意志を投じた動きといえる。しかし、支援規模については一部の受益者からの不満も漏れ聞こえ、生活不安の本質は食費の問題に留まらないとの指摘も根強い。

 こうした象徴的支援を一過性のイベント的行事で終わらせず、真の対話を通じて継続的な生活改善へつなげられるか、現政権の実行力が問われている。