インドネシアニュース 小泉氏、プラボウォ大統領を表敬ー非同盟大国へ初の装備輸出へ
小泉進次郎防衛相は12日、ジャカルタ市内のプラボウォ大統領の私邸を訪れ、大統領と会談した。会談にはシャフリィ国防相も同席し、海上自衛隊の「あさぎり型護衛艦」の輸出に向けた協議のほか、海洋情報を含む軍事情報の共有、港湾利用や補給・修繕協力といった新たな安保協力の可能性について意見交換した。詳細な議論は小泉、シャフリィ両氏で詰め、内容をプラボウォ氏に改めて報告することで一致した。(ジャカルタ日報編集長 赤井俊文)

■異例の会談ペース
小泉氏とシャフリィ氏の防衛相会談はこれが6回目。5月以降だけでも3回と異例の頻度で重ねている。今回の会談では、5月に両氏が署名した防衛協力取り決め(DCA)を踏まえ、人的交流や共同訓練、海洋安全保障、防衛装備・技術協力を進める方針を確認した。
小泉氏は、重要な海上交通路(シーレーン)を有するインドネシアの海洋抑止力強化が地域全体の平和に資すると説明。プラボウォ氏は協議の具体的な進展に期待を示した。
■非同盟国輸出の前例に

両国は今月5日に行われた東京での会談で、あさぎり型の輸出を具体化するため、維持整備や運用面を含めたワーキンググループ(作業部会)での議論開始に一致していた。
今後は移転価格など、より詳細な議論が進められる。今回の案件が成立した場合、日本の装備移転外交が米国の同盟国だけでなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)で中核を占める非同盟大国にも通用することを示す前例となる。