インドネシアニュース 「B2Bテックアジア」閉幕ーAI、経営課題の解決手段に

企業向けソフトウエアに特化した大規模展示会「B2Bテックアジア2026」が2日、2日間の会期を終えて閉幕した。会期中は人工知能(AI)の活用をはじめ、営業・マーケティング、人事、クラウド、顧客対応(カスタマーサクセス)などをテーマに、企業の生産性向上や業務効率化をめぐる講演やパネル討論が活発に行われた。
最終日となった2日のプログラムでは、営業・マーケティング分野を中心に、メカリ(Mekari)やゾーホー(Zoho)、キスカス(Qiscus)などのテック企業が登壇。各社の講演では、生成AIや統合型プラットフォームを活用した顧客対応や営業活動の高度化が議論され、AIを単なる作業支援ツールにとどめず、企業成長や顧客体験の改善に直結させる視点が共有された。
締めくくりには、電通B2Bマーケティングコンサルティング部の杉内威允部長がB2Bマーケティングをテーマに特別講演を行った。企業間取引における顧客接点の設計やデータ活用の重要性が語られ、参加者はインドネシア市場におけるデジタル化の実践策について理解を深めた。
インドネシアでは近年、賃金上昇や深刻な人材不足、市場の競争激化を背景に、業務の自動化やデータ活用への関心が高まっている。今回の展示会は、AIを軸とする企業向け技術が単なるIT投資の枠を超え、経営課題を根本から解決するための手段として東南アジアで急速に広がりつつあることを印象づけた。