インドネシアニュース B2Bテックアジアが開幕ーAI・業務効率化を議論、商談も活気

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 企業向けソフトウエアに特化した展示会「B2Bテックアジア2026」が1日、開幕した。東南アジアでプレスリリース配信事業を展開するVRIグループなどが主催。出展各社のブースには来場者が詰めかけ、活況を呈した。人工知能(AI)、クラウド、金融、リテール分野の専門家の講演も行われ、各分野についての議論が深まった。(ジャカルタ日報編集長 赤井俊文、写真も)

講演に登壇したソフトバンク法人統括グローバル事業本部海外ビジネス開発統括部の鄭弘泰・統括部長

■ソフトバンクなど講演

ブースへの出展申し込みは当初よりも追加対応したが、それでも不足するほど多かった

 初日の講演では、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のエリアン・アリオボウォ氏が、AI導入に備えたインフラ整備やクラウド技術の活用、AI時代のデータ管理について説明した。ベルギー発のIT企業Odooのナターシャ・ハリム氏は、競争が激化する市場でAIの潜在力をどう引き出すかをテーマに登壇。国営金融持株会社インドネシア・ファイナンシャル・グループ(IFG)のジョルジノ・ゴドン氏は、デジタル経済における保険業の変化を取り上げた。

 午後の部では、ソフトバンクの鄭弘泰氏が「成長エンジンとしてのエージェント型AI変革」をテーマに講演した。米顧客管理ソフト大手セールスフォース(SFDC)のフランキ・ジンガ氏は、AIエージェントを収益拡大につなげる新たな事業モデルを紹介。SMBCインドネシアのジェフリー・C・チュン氏は、意味あるイノベーションを通じた企業成長について語った。

 そのほか、金融分野、リテール分野のパネルディスカッションなどが行われた。

■主催者「想像以上」

開催初日の1日、予想を上回る来場者が押し寄せた

 VRIグループの佐々木結一郎社長は、初日の来場者数について「厳しい経済環境の中、想像をはるかに超えた」と述べ、初開催ながら好調な滑り出しとなったとの認識を示した。2日までの開催中、約2500人が来場する予定で、出展企業からは「非常に価値があるイベントだ」との声が多く寄せられたといるという。

 出展ブースは当初50を予定していたが、追加要望を受けて65まで拡大。ブースが埋まった後も問い合わせがあり、出展を断ったケースもあったという。佐々木氏は「来年も同じ時期に開催し、今回の倍程度の規模を目指したい」と語った。

会場では来場者同士で商談が活況を呈していた

 ブースに出展したサイバーセキュリティー企業の「Cacco(かっこ)」の担当者は「電子商取引(EC)分野などで今後、現地市場の需要が伸びると見ている」と手応えを感じていた。

 今回の展示会には、ジャカルタ日報もメディアパートナーとして、来場者と出展企業のマッチング機会創出をサポートしている。