インドネシアニュース ジャカルタ日本祭り開催―盆踊り復活、広がる交流の輪

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 日本とインドネシアの交流イベント「第16回ジャカルタ日本祭り(JJM)2026」が10月31日と11月1日の2日間、中央ジャカルタのグロラ・ブン・カルノ(GBK)東駐車場広場で開かれた。日本の伝統芸能や音楽、アニメなどのポップカルチャーに加え、インドネシアの地域文化を紹介する催しが繰り広げられ、両国の市民が交流する機会となった。(ジャカルタ日報編集長 赤井俊文、写真も)

JJM会場ではみこしが登場し、会場を盛り上げた

■みこし登場で賑わい

 今年のテーマは「Indonesia and Japan Always Together(インドネシアと日本はいつも共に)」。日本文化を一方的に紹介するだけでなく、双方の文化を同じ会場で体験できる構成が特徴。日本の祭りだけでなく、開催地ジャカルタの文化にも光を当てた。事務局によると、開催2日間で2万5000人以上が訪れたという。

 初日の31日は、和太鼓やよさこい、インドネシアの竹製打楽器アンクルンの演奏などが会場を彩った。ジャカルタの伝統文化であるブタウィの舞踊や、管楽器と打楽器を組み合わせた音楽「タンジドール」も紹介された。日本とインドネシアの芸能を同じ舞台に並べることで、来場者が両国の文化の違いや共通点に触れられるよう工夫した。

 夜には3年ぶりに盆踊りが復活した。盆踊りは、音楽に合わせて輪になって踊る日本の夏の風物詩で、踊り方を知らなくても参加しやすいのが魅力だ。日本人にとっては故郷の祭りを思い起こさせる一方、インドネシア人にとっては日本の地域文化を実感できる機会となった。

■JKT48も登場

 最終日の1日は、日本の歌手・心之助やインドネシアの人気アイドルグループJKT48がステージに登場した。JKT48は、日本のAKB48の姉妹グループとしてジャカルタで活動し、両国のポップカルチャー交流を象徴する存在でもある。夕方にはみこしを中心とした「フィナーレ・ミコシ・ナイト」が行われ、2日間の祭典を締めくくった。

■折り紙など体験

 会場では音楽公演以外にも、来場者が自分で試せる文化体験が用意された。日本側は囲碁、競技かるた、折り紙などを紹介。競技かるたは百人一首の札を素早く取り合うもので、来場者が遊び方を学びながら日本の伝統に触れられる企画となった。
 インドネシア側は伝統的なろうけつ染めのバティック制作や、ブタウィの大型人形「オンデルオンデル」のミニチュア制作・絵付け、卵を使った郷土料理「クラック・トゥロール」作りなどを展開した。

 新設されたアニメ作品の紹介エリアも、若い世代が日本文化に触れる入口となった。伝統芸能から現代文化まで幅広くそろえ、子どもから大人まで楽しめる内容とした。

■今回で16回目

 JJMは2009年、日本とインドネシアの相互理解と市民交流を深めることを目的に始まった。今回で16回目となり、両国の友好を象徴する恒例行事として定着している。インドネシア日本友好財団が主催し、在インドネシア日本大使館、ジャカルタ特別州政府、ジャカルタ・ジャパンクラブなどが協力した。
 文化交流には言葉だけでは伝わりにくい面がある。国や世代を超えて同じ場所で踊り、音楽を聴き、文化を体験できることがJJMの特色だ。開催を重ねる中で、日本とインドネシアの両国の人々が相手国への理解を深める場として大きな役割を担っている。

アーティストのライブステージは、観客の声援で熱気に包まれた