インドネシアニュース インドネシアが高齢化社会に突入
中央統計庁(BPS)は5日、2025年中間人口調査(SUPAS)の結果に基づき、インドネシアが統計上「高齢化社会」に入ったと明らかにした。60歳以上の高齢者比率が11・97%に達し、国際的な指標とされる10%を突破した。

同庁によると、高齢者比率は10年の7・59%から20年(9・93%)を経て、25年には11・97%へと急上昇した。男女別では女性(12・61%)が男性(11・34%)を上回っている。総人口は2億8467万人で、過去5年間の人口増加率は年1・08%と鈍化した。
また、生産年齢人口(15〜64歳)は全体の68・94%を占め、働き手である生産年齢人口が働き手でない年少者や高齢者を何人支えているかを示す比率の「従属人口指数」は45・05だった。
高齢者が最も多い州はジョグジャカルタ特別州(17・83%)で、中部パプア州(6・71%)が最も低かった。同庁は全国38州のうち16州が既に高齢化段階にあると説明している。
編集部コメント
インドネシアは生産年齢人口に依然厚みがあるものの、高齢化の進展は医療や年金、介護等の再設計を迫る。「若い国」という前提が崩れつつある今、人口ボーナスが残るうちに人的資本へ投資し、社会保障負担に備えることが急務だ。
地域間の格差も大きく、高齢化が進むジャワやバリ、若い人口構成が続く東部地域など、実態に応じた政策の使い分けも求められる。