インドネシアニュース 東南アジアの教員48人、日本の学校視察へ

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国際交流基金が実施する事業で日本国内の教育機関を昨年度に視察したASEAN各国の教員ら=国際交流基金提供

 国際交流基金は11月8~22日、東南アジア5カ国の中学・高校教員ら計48人を日本に招き、学校視察や教育交流を実施する。インドネシアからの参加者はカンボジアの教員らとともに愛媛県と東京都を訪問し、日本の授業や防災教育について学ぶ。参加者同士で各国の教育課題も話し合う予定だ。
 研修は2グループに分けて行う。インドネシアとカンボジアの教員ら計22人は8~15日に来日する。愛媛県立松山中央高校では授業や部活動を見学し、今治市立大西中学校では特別支援学級を含む教育活動を視察する。松山市の防災教育施設で、災害に備える学校の取り組みや危機管理も学ぶ。東京都では都立六郷工科高校を訪れるほか、教材を手掛ける大日本図書の施設で研修を予定している。交流や講義にはインドネシア語とクメール語を使い、理解を深める。
 タイ、ベトナム、ラオスからの26人は15~22日に来日し、宮崎県と東京都を回る。宮崎学園中学・高校や宮崎西高校・附属中学校では、持続可能な社会づくりに関する教育や科学技術分野の授業、日常の学校生活を視察する。東京都では都立大江戸高校を訪れ、研修の成果を振り返る会合に参加する予定だ。訪問先には、特色ある教育課程を持つ高校だけでなく、デジタル教材などを扱うベネッセコーポレーションも含まれる。教員が授業の進め方を具体的に比較できるようにする狙いがある。
 この事業は2024年に始まり、これまで8回の研修で東南アジア諸国から計203人の教員らを受け入れた。過去には大分、徳島、福岡、広島などの学校を訪問している。基金は、参加者が学んだ内容を帰国後の教育に生かすとともに、日本の教員や生徒との交流を通じ、次世代の相互理解を深めたいとしている。