インドネシアニュース 小泉防衛相がインドネシアなど訪問

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 日本の防衛省は、小泉進次郎防衛相が5月3日から7日の日程でインドネシアとフィリピンを訪問すると発表した。3日にジャカルタ入りし、4日にシャフリ国防相との会談に臨む。5日にはマニラでフィリピンのテオドロ国防相と会談。6日には米・フィリピン主催の多国間共同演習「バリカタン26」を視察する予定だ。

東南アジア歴訪で海洋安保の連携強化を狙う小泉防衛相=同相のインスタグラムより

 今回の訪問は、日本政府が4月21日に防衛装備移転三原則と運用指針の一部改正を閣議決定して以来、初の東南アジア歴訪となる。海洋進出を強める中国を念頭に、海洋安全保障や防衛装備・技術協力の具体化が主な議題となる見通しだ。

 インドネシアは広大な海域を抱える海洋国家として、艦艇の導入や警戒監視能力の強化を急いでいる。日本とはこれまでも防衛当局間の対話を継続してきたが、今回の小泉防衛相の訪問は地域の安保環境の変化を踏まえ、これまでの交流を「実務的な協力」へと一段階引き上げる機会となる。

編集部コメント

 最大の焦点は、4月の防衛装備移転ルールの見直しを受け、東南アジアの海洋安保への関与が日本の「防衛産業政策」と密接に連動し始めた点にある。

 インドネシアにとって、日本からの装備供与や共同開発は調達先の多角化につながる。一方、日本は国内防衛産業の基盤強化が期待できる反面、平和国家としての説明責任や第三国への厳格な移転管理が不可欠だ。

 今回の歴訪が具体的な装備協力へと踏み出し、地域の安定に資する新たな秩序形成の第一歩となるか、歴訪の結果に注目が集まる。