インドネシアニュース マイクロアド、訪日客向けサイト刷新ーANA・JCBと連携

デジタル広告・マーケティング支援会社のマイクロアドは7日、全日本空輸(ANA)とJCBとJCBのインドネシア現地法人2社と連携し、日本情報発信サイト「Japaholic(ジャパホリック)インドネシア」のクーポンサイトを刷新したと発表した。運営はマイクロアドの現地子会社が担う。
同サイトは、日本の買い物やグルメ、ファッション、美容などの情報を発信するインドネシア人女性向けメディア。日系企業や地方自治体に対し、訪日観光客向けの販促支援を行っており、アジアや英語圏など複数の国・地域で多言語展開している。
同サイトのクーポンサービスはこれまでANAと協業してきたが、新たにJCBが参画。インドネシア国内のJCB加盟店を通じた配布・周知ルートを開拓し、クーポン内容も拡充する。従来の空港搭乗カウンターでの接点に加え、現地の飲食店やイベント会場などを通じ、訪日前段階の利用者に幅広く情報を届ける。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2026年3月の訪日外客数は約361万人となり、3月として過去最高を記録した。
インドネシアからの訪日客も、ラマダン(断食月)明けの休暇や訪日旅行人気の継続を背景に前年同月比36・6%増と急増し、単月として過去最高を更新。マイクロアドは需要拡大を追い風に、現地での訪日プロモーション需要の取り込みを図る。
具体的には、従来のジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港内ANA搭乗カウンターでの直接配布に加え、現地のJCB加盟レストランや日本食関連のイベント会場に案内用QRコードを設置。日常生活の中で情報に触れる機会を増やす。
また、日本国内での利用特典も拡大する方針で、インドネシアで発行されたJCBカード会員を対象に、日本国内の提携店舗や施設で使える限定特典も新たに掲載、インバウンド消費の活性化を後押しする。利用者は店頭の案内などからサイトへアクセスし、訪日後に日本の対象店舗でスマートフォン画面を提示して割引などの特典を受ける仕組みだ。
訪日インバウンド市場では、旅行前の情報接触から日本国内の消費につなげる施策が重要になっている。
今回の刷新は、インドネシアからの訪日客をターゲットに認知度拡大と訪日後の店舗への誘導を組み合わせる取り組みで、日本の企業や自治体にとってはインドネシア市場における有効な誘客・販促のモデルケースとなる可能性を秘めている。