インドネシアニュース 三菱UFJ銀とJCBが包括提携ーインドネシアで最上位クラスのカードを発行

三菱UFJ銀行とジェーシービー(JCB)は6日、東南アジア諸国連合(ASEAN)での戦略的包括協業に関する基本合意書(MOU)を締結した。両社の顧客基盤や金融・決済ネットワークを組み合わせ、ASEANで富裕層向け金融サービスやデジタル決済事業を拡大する。第1弾として、2026年度中にインドネシアでJCBブランドの最上位クラスのカードを発行する計画だ。
ASEANでは経済成長に伴って富裕層が増加し、キャッシュレス決済の利用も広がる中、金融・決済サービスへの需要が高度化している。今回の提携では、三菱UFJ銀行が持つパートナーバンク網やデジタル金融分野への投資基盤と、JCBの国際ブランドとしての決済ネットワークや国内加盟店網を組み合わせ、サービスの拡充を図る。
富裕層向け事業では、ASEANの個人顧客に対し、日本で利用できる特典や優待サービスを備えたカード商品を展開する。預金や資産運用などの金融サービスとも連携し、決済にとどまらない付加価値の提供を目指す。
三菱UFJ銀行の主要なパートナーバンクにはインドネシアのバンクダナモン、タイのアユタヤ銀行、フィリピンのセキュリティバンク、ベトナムのベトインバンクが含まれる。
決済分野では、三菱UFJ銀行の出資先であるデジタル金融事業者とJCBの決済機能との連携を視野に、越境決済やモバイル決済機能の拡充を検討する。ASEAN域内のデジタル決済サービスを高度化し、金融サービスの拡充と新たな事業機会の創出につなげる考えだ。
両社は今回の協業を「日本発の金融・決済連携」と位置づけ、今後はパートナーバンクやデジタル金融事業者に加え、日本企業との連携も広げ、ASEANにおける日本ブランドや日本発サービスの価値向上を目指す。