インドネシアニュース 日尼豪、初の防衛相協議ー中国念頭に連携強化へ

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小泉進次郎防衛相=小泉氏のインスタグラムより

 小泉進次郎防衛相は26日、インドネシアのシャフリィ国防相、オーストラリアのマールズ副首相兼国防相と初の3カ国防衛相電話会談を行った。3氏はインド太平洋地域の安全保障環境を巡って意見を交わし、地域と世界の平和と安定に向け、日尼豪3カ国の防衛協力を推進していくことで一致した。

 会談の中で3氏は、日尼、日豪、尼豪のそれぞれ二国間で防衛当局間の連携が強化されていることを歓迎。3カ国が引き続き緊密に意思疎通を継続し、2国間の枠組みを土台としながら、3カ国の間でも協力を広げる重要性を確認した。

 日本とインドネシアは今年5月、防衛協力の枠組みを定める取り決めに署名した。6月の防衛相会談では、海上自衛隊の護衛艦「あさぎり」型などの装備移転を含む防衛装備・技術協力について具体的な協議を始めることで一致している。

 インドネシアとオーストラリアも2024年に防衛協力協定を結んでおり、2月には安全保障上の課題について協議を強める「ジャカルタ条約」に署名。日本とオーストラリア両国も今月18日の防衛相会談で共同訓練や部隊運用の連携強化を確認しており、3カ国協力はこれら2国間関係の進展を背景に進める形だ。

 一方、インドネシアは中国とも防衛関係を拡大している。シャフリィ氏は21日、ジャカルタで中国の董軍国防相と会談し、共同訓練の拡充や防衛分野における技術移転などを協議した。今月12日には中国海軍艦艇とインドネシア海軍のフリゲート艦が台湾東方海域で共同航行訓練を実施している。

 今回の3カ国協議は、インドネシアが今月下旬に米国主導の多国間共同演習への参加を控えるなど、米中双方とのバランスを取りながら複数の主要国との防衛協力を並行して広げる中で開かれた。