インドネシアニュース ユニ・チャーム、最終赤字1.2兆ルピア

Share facebook はてなブックマーク note X (Twitter)

 ユニ・チャームのインドネシア現地法人、ユニ・チャーム・インドネシア(UCID)は3日、202512月期通期決算で約1兆2000億ルピアの純損失を計上したと発表した。前年の約3500億ルピアの黒字から一転し、大幅な赤字に転落した。国内の競争激化と消費低迷が直撃した。

バリ島にあるスーパーにはさまざまなブランドの紙おむつが並ぶ=Shutterstock

 売上高は前年比17%減の7兆9800億ルピアに落ち込んだ。国内小売大手のアルファマートやインドマレット経由の販売は2兆6700億ルピアと前年並みを維持したが、それ以外の販路が大幅に減少。消費者の購買力低下を背景に、ベビー用おむつ市場で低価格品への需要シフトが進んだことが響いた。

 同社は製品原価を12%削減したものの、売上減に伴い粗利益は39%減の約1兆2000億ルピアとなり、粗利益率も20%から15%へ5ポイント低下した。

編集部コメント

 同社の25年末時点の現金及び現金同等物は約1兆9600億ルピアに達し、本業の儲けを示す営業キャッシュフローも4350億ルピアのプラスを確保した。自己資本も4兆6000億ルピアに上るなど、財務基盤の堅調さは維持している。

 紙おむつや生理用品市場は成長が続く分野とされてきたが、近年は価格競争の激化や消費者の節約志向が強まっている。製品ラインアップの刷新や販路拡大などを通じた早期の黒字化が喫緊の課題となりそうだ。