インドネシアニュース ガルーダ、25年決算は減収減益、赤字幅も拡大
国営航空会社ガルーダ・インドネシアの2025年通期業績が23日までに明らかになり、純損失は約5兆4000億ルピア(約3億2000万ドル)に拡大した。売上高の減少に加え、整備関連費や金融費用の負担が重く、赤字幅は前年から大きく膨らんだ。

25年の純損失は前年の約7270万ドルから大幅に悪化。売上高は定期便収入の低迷により約32億1000万ドルと前年比で約6%減少。営業費用は約31億ドルと高止まりし、有利子負債に伴う金融費用も約5億2600万ドルに増加して利益を圧迫した。
業績悪化の背景には、資金制約により機材の4割近くが整備のため地上待機を余儀なくされ、運航能力が著しく制約された事情がある。機材不足を補うための整備・修繕費は前年比約23%増と跳ね上がり、ルピア安に伴う為替差損も重石となった。
編集部コメント
ガルーダは25年末に政府系投資ファンドのダナンタラから約23兆7000億ルピアの資本注入を受けたが、当初計画より規模が縮小されたとされ、機材拡張計画の見直しを余儀なくされている。
今回の決算は、債務再編後も収益力の回復が道半ばであることを示している。足元では中東情勢を背景とした燃料費上昇圧力も懸念されており、資本注入が機材稼働率の改善や路線収益の底上げに結びつくかが焦点となる。