インドネシアニュース プルタミナ、非補助燃料3種を値上げ

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 国営石油プルタミナは4日、政府の補助金対象外となっている一部の燃料価格を引き上げた。世界的な原油相場の変動を反映した措置で、ジャカルタ首都圏(ジャボデタベック)ではガソリン系の「プルタマックス・ターボ」と、軽油系の「デックスライト」「プルタミナ・デックス」が値上げの対象となった。

政府はインフレ抑制に引き続き注力する構えだ=アンタラ通信

 プルタマックス・ターボは1リットル当たり1万9900ルピアとなり、従来の1万9400ルピアから500ルピア上昇した。上げ幅が大きかったのは軽油系で、デックスライトは2万3600ルピアから2万6000ルピア(2400ルピア増)へ、プルタミナ・デックスは2万3900ルピアから2万7900ルピア(4000ルピア増)へとそれぞれ引き上げられた。

 一方、普及価格帯の補助燃料「プルタライト」は1万ルピア、補助軽油「バイオソーラー」は6800ルピアに据え置かれた。

 補助対象外でも主力ガソリンの「プルタマックス」は1万2300ルピア、「プルタマックス・グリーン95」は1万2900ルピアで変わらない。販売価格は州ごとの税率等により異なる。

編集部コメント

 値上げを補助対象外に限定し、家計への直撃を抑えた形だが、物流などで使われる事業用軽油は価格上昇が続いており、企業コストへの影響に注意を要する。

 政府は補助燃料価格の維持で物価安定を優先したい考えだが、原油高や通貨安が続けば財政負担との両立が難航する。今後は非補助燃料に関する価格改定の頻度が焦点だ。経済への悪影響をいかに最小化できるかが課題となる。