インドネシアニュース マリオがついにインドネシア上陸ー任天堂がサリムとタッグ、12月に正式販売スタート

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任天堂は東南アジア最大市場への参入でさらなる成長を図る=同社公式サイトより任天堂は東南アジア最大市場への参入でさらなる成長を図る=同社公式サイトより

 任天堂は11日、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」とその次世代機「ニンテンドースイッチ2」を、12月にインドネシアで正式に発売する方針を明らかにした。国内大手複合企業サリム・グループの傘下企業が公式販売代理店を担う。任天堂はこれまで非正規ルートでの流通が中心だったインドネシア市場へ、本格的な参入を果たす。

 クリエイティブ経済省は、サリム子会社を通じた公式販売ルートが「海賊版など、国内のゲーム市場における著作権侵害や、不透明だった価格体系の是正につながる」との見方を示した。サリム側は、公式の修理拠点やカスタマーサービスの整備でも任天堂と全面的に協力し、購入後のアフターケアを正規ルートで受けられる体制も構築する方針だ。

 インドネシア・ゲーム協会によると、国内のゲーム市場は年間約30兆ルピア規模と東南アジア最大規模を誇る。一方で、国内の開発会社が占める収益比率は約2・5%(約7500億ルピア)にとどまっている。

 このため、政府はゲーム機本体の販売にとどまらず、国内の開発会社が任天堂のプラットフォーム向けにソフトを開発できる環境の整備も期待している。具体的には、開発に必要な専用機材などを国内のクリエイターが利用しやすくするための取り組みを進める。単なる海外製ゲーム機の消費市場から、コンテンツ産業の裾野を広げるチャンスに育てたい考えだ。

 任天堂は2027年3月期までに「スイッチ2」の世界累計販売目標を1650万台に設定しており、今回の正式参入は、ゲーム分野での成長が著しいインドネシアが、ソフト面でも世界市場へと接続する機会を広げられるかという点で注目を集めそうだ。