インドネシアニュース ENEOS、シェブロン下流事業を取得へー潤滑油事業を承継、供給網強化に布石
ENEOSホールディングスは14日、米石油大手シェブロングループから、インドネシアを含む東南アジアなど計6カ国の燃料油・潤滑油販売事業を一括取得すると発表した。シンガポールの特別目的会社を介し、対象法人の持分100%を買い取る。
今回の買収により、シェブロンが長年アジアで展開してきた「カルテックス(Caltex)」ブランドの潤滑油事業を承継。インドネシア国内における自動車、二輪、物流、鉱山、建設機械といった幅広い産業向けの事業基盤を引き継ぐ。現地に進出する日系企業にとっては、高品質な潤滑油の安定調達や技術支援など接点が広がるメリットも期待される。
買収の戦略的意義はインドネシア単体にとどまらず、アジア大洋州全体のサプライチェーン(供給網)再編にある。ENEOSはシンガポールを軸に、域内の燃料油販売とトレーディング機能を大幅に強化する方針で、成長が見込まれる東南アジア地域に「現地資産」を築き、供給網へ深くコミットしていく狙いだ。