インドネシアニュース 矢崎系2工場、雇用維持へ

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解雇緩和対策本部(PHK)の調整会議後に声明を発表するサイード・イクバル氏(写真左)=アンタラ通信

 労働党のサイード・イクバル党首は6月28日、矢崎総業グループが計画していたベトナムへの一部生産移管について、計画が大幅に縮小されたと明らかにした。対象となっていた東ジャワ州の自動車用配線部品工場の労使対話が合意に至ったためとしている。

 生産移管の対象となっていたのは、東ジャワ州パスルアンにある「ジャティム・オートコンプ・インドネシア(JAI)」と、モジョクルトにある「スラバヤ・オートコンプ・インドネシア(SAI)」の2社。当初は全生産ラインの約半分をベトナムへ移管する案があったが、その後の労使協議を経て、最終的に移管されるのは計45ラインのうち3〜5ラインにとどまる見通しとなった。

 これに伴う大規模な人員削減は実施せず、契約満了による自然減などを中心に対応する方針。両工場はSAIに約4300人、JAIに2500人超の労働者を抱える大規模拠点。国内の自動車部品産業を巡っては賃金や輸出競争力の低下が課題となっており、雇用の安定に向けた政府・労使双方のかじ取りが注目される。