インドネシアニュース 仏ラファール戦闘機など国軍へ引き渡しープラボウォ大統領が主導

プラボウォ大統領は18日、ジャカルタのハリム・プルダナクスマ空軍基地で、国軍(TNI)への新たな主要防衛装備の引き渡し式典に出席した。プラボウォ氏は「地政学的な不確実性が高まる中、防衛力の強化は国土と主権を守るための不可欠な要件だ」と述べた。
今回引き渡されたのは、フランスのダッソー・社製の多用途戦闘機「ラファール」6機のほか、輸送機、長距離空対空ミサイルなどの戦略装備一式。プラボウォ大統領は国軍のスビヤント司令官に対し、支援の象徴として新装備の鍵を手渡した。また、式典では伝統に則り、戦闘機の機首に聖水をかける儀式も執り行われた。
プラボウォ氏は演説で、インドネシアの軍事力強化について「他国への侵略を目的としたものではなく、防衛と抑止力の向上を狙ったものだ」と強調。主権維持のための正当な防衛力整備である点をアピールした。また今回の空軍以外に陸海領域でも段階的に防衛力を整備する方針を示した。
政府はこれまでに、フランス側と計42機のラファール戦闘機の調達契約を締結しており、最終分の発効を経て段階的な導入を進めている。
インドネシアは広大な島しょ国家であり、防空や海上監視、輸送能力の整備は国境管理や災害対応にも関わる。
地域の安全保障環境をにらみつつ、防衛装備の近代化を通じて国内の軍運用体制をどう整えるかが今後の焦点となる。