文化・くらし・コミュニティー 「誰もが幸せな学校に」ーJJS・本川新校長が抱負

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「みんなが幸せな海外学校生活を送れるように努めたい」と語った本川校長

 この春、ジャカルタ日本人学校(JJS)の新校長に本川里美氏(59)が着任した。創立58年目を迎える同校で、女性の校長就任は初めてとなる。

 本川氏は養護教諭を振り出しに、視覚障害教育を担う盲学校、そして小学校と、教育現場の最前線を歩んできた。ジャカルタ赴任前は、国際交流や持続可能な開発のための教育(ESD)に取り組む「ユネスコスクール」に認定された東京都杉並区立西田小学校で校長を務めた。海外の日本人学校は韓国・釜山(プサン)に次いで2度目となる。

 今回、日本人学校を志願した背景には、教育者としての強い情熱がある。前任の西田小はESDに注力するユネスコスクール。そこで教べんを執る中、「教員生活の集大成を海外で発揮したい」との思いが膨らんだという。

 着任が決まると、赴任経験のある知人から「素晴らしい学校。良かったね」と祝福を受けた。「実際に足を運び、伝統ある校風を肌で感じている。誰もがいつまでも帰ってきたくなるような、温かい学校を継承していきたい」と意気込みを語った。

 今後の抱負として掲げるのは「対話」と「受容」だ。「子ども、保護者、そして教師同士が互いを認め合い、対話を通じて安心・安全に学べる環境を整えたい。誰もが幸せを実感できる学校生活を支えることが、私の務め」と言葉に力を込めた。

 初の女性校長として、新たな風を吹き込む本川氏。一人ひとりの個性が輝く、理想の学校づくりに向けた挑戦が始まる。